11/14/2013

buffer amp #2


今回のバッファーを何故小さくしたかったのか?
「小さい事は良いことだ」なのですが、もう一つ理由があります。

いままでのバッファーアンプはギター/ベースからの信号になるべく近い位置(イン)に配置するか、もしくはアンプに一番近いところに(アウト)配置されるのがルールでした。

ところがバッファーアンプは、他の場所にも接続して使用して欲しい。もっとバッファーアンプを必要としている場面は多いはず。

例えばファズ。
ファズは単体で使用すると最高のサウンドだったとしても、例えば他の機器と共に接続したり、ペダルボードに組込むと急に音が変わってしまう。歪み方も何だかダーティーになってしまう事があります。

チェック1ではguitar-fuzz-ampの通常の接続に加えて、buffoutを加えてguitar-buffout-fuzz-ampという接続でbuffoutのインピーダンスをアジャストしてみました。

動画でチェックして下さい。


 


続いて、これもかなり頭を悩ます問題の一つ。ワウとファズの関係。
皆さんはヴィンテージファズをワウと一緒に使ったりしませんか?「使わない」という皆さんも、まぁ聞いて下さい。

動画では、guitar-wah-fuzz-ampと接続しています。
この状態でwahとfuzzはそれぞれ機能していますが、同時に使用するとすると何故だかwahがかからない。いや、かかっているんだけど効果が出ていない。


ではwahとfuzzの間にbufferampを置いてみましょう。
同時に使用してみます。どうでしょうか?wahは見事にかかります。



この2つの事例。

この音の変化は何故起こる?原因はなんでしょう?
そう、インピーダンスのイタズラです。

これがインピーダンスがおこす問題のその1です。今回はfuzzとwahでしたが、他のペダルでもこういった効果は起こる場合があります。

そういった時にボードに直ぐ配置できて、電源の心配もしなくて良い小型バッファーが無いものか?店舗販売でお客様のペダルボードを組上げている時にあった経験が、今回のバッファーアンプにフィードバックしています。


よく聞いていただくと、buffoutを接続した際のバイパス音が、繋ぐ前と全く違う音に聴こえるという事に気づかれるかも知れません。
ピックアップ・セレクターは全てリアポジション。buffoutを接続すると、音のクモリが取れた様なクリアな音色になっています。これは録音して聞いてみると、更にハッキリと理解できます。

本日より発売となったbuffout.
全てのミュージシャンにおすすめしたい新製品です。

~レベルブーストのお話に続く

11/13/2013

buffer-amp #1


今回は新製品のbuffoutについてご紹介します。

クルーズといえばお馴染みのバッファーアンプ。

今までにPMGのBUF/e-945


そのBUFを受け継いだCrews BUF-211はバッファーアンプのベストセラーとして現在も発売中。


そして、2013年に新しいバッファーアンプのコンセプトが生まれました。
そのコンセプトとは、コンパクト化である事。あわせてトーンのクリエイトが行なえるバッファーであると言う事でした。BUF-211も引き続き生産されますが、新作は少し狙いが異なるバッファーとなります。

そもそもバッファーと言うのは、何となく皆さん「あった方が良い物」としてとらえていらっしゃると思います。

・でも実際の効果はどうなんだろう?
・そもそもインピーダンスと言うのは何なのだろう?

そういった疑問も少なからず持っていらっしゃる皆さんも多いと思います。
buffoutはそういった疑問に対して「具体的に生じるインピーダンス変化がもたらす音への影響」というのを実感しながらバッファーの有効性とその使い道を考えられる様なモデルになっています。

まず、バッファーと言うものは繋いだら少なからず「音の変化」を感じられると思います。でも、バッファーは元々「音を変える目的」のエフェクターではありません。
昨今は様々なエフェクターブランドからバッファー効果に加えて「音を変える」積極的なトーンメイクを目的としたペダル等も発表されていますが、今回のbuffoutのコンセプトとは少し違います。

また、コンパクトという事ではもっと小型のバッファーも製作可能でした。
しかしながら、BUF-211のバッファーを基準に考えると、やはりサイズだけでなく、その音質の良さを追求しなくては意味がないと思いました。そこで、buffoutにも±12Vの昇降圧電源を採用し、小型サイズにまとめながらもBUF/BUFF-211からの音質はキープしました。


その辺りを動画での説明を交えてご説明していこうとおもいます。

〜続く

10/23/2013

Addict OD

クルーズの新作ペダルAddict ODが10月25日に発売となります。

[AddictOD]はGAIN(歪みの調整)とOUT(音量の調整)の他、トレブルとベースと言う2つのイコライザーを装備。エフェクターで音を作るのでは無く、楽器とアンプ、そしてプレイヤーのタッチとピッキングで生まれた音を活かしながら、ナチュラルなゲインアップと少しの音色補正を行なう事を目的としています。

ドライブセクションにはクルーズでは初となるLEDクリッパーを採用し、シングルコイルを使用した際のローゲインからクランチでも存在感のある歪みを生み出しています。

・・・ちなみに、G.O.DとQUADRIVEでは、歪みの心臓部とも言えるクリッパ部分にダイオードを採用していましたが、これはきめ細かな歪み感&倍音を得る為のセレクトでした。

そして今回AddictODにLEDクリッパを選択したのは、BITE=喰い付き感を得る為でした。
最近定番の3モード切替式ペダルでも、クリッパをLED/Diode/Thruと切替可能なモデルがあります。
その場合のLEDクリッパモードは「マーシャル系」と呼ばれている様ですが(あの銘機ガバナーがLEDクリッパだったからでしょうか?)AddictODはマーシャル系サウンドを狙っているわけではありません。

欲しいのはピッキング時のBITEと派手めな立ち上がりです。この事が今までのクルーズのドライブ系とは異なる部分です。


さらに、エフェクターバイパス(オフ)時には信号がバッファーアンプ回路を通過するアクティヴバイパスを採用しました。そして、そのバッファー回路にはクルーズBUF-211のバッファー回路をそのまま落とし込みました。

スルーバイパス・アウトプットは簡単&便利で良いのですが、いかんせん音色が変化します。
電気的には「スルー」でも、サウンド的には「スルー」していない物も多く、そうなるとスルーのはずが「音ヤセ」「音の劣化」を引き出す事になります。

もちろん、アクティブバイパスの場合「バッファーの音」は非常に重要です

・・・といっても、「バッファーの音」と言うのも、おかしな話で・・・だって、バッファーアンプは音を変えるものでは無いのですから。

でも、バッファー次第で音は変わってしまう。

と言う事で、バッファーの音は「間違いない音」だと思えるものを基準にしました。それがクルーズのロングセラーバッファー、BUF-211の音(バッファー回路)です。

BUF-211の特徴は、動作電圧を±12V昇降圧に変換し駆動させている事です。これにより通常の片側9V動作品に比べ、余裕のヘッドルームと、そこから生まれるタッチセンシビティーへの追従があります...その辺りのお話はまた今度。

さらに、バイパス時の音色をコントロールするインピーダンスアジャスト機能も搭載。アンプや次のエフェクターとのマッチングをはかる事で、更に積極的なサウンドメイクが可能になります。
「バッファーを繋ぐと音が堅くなっちゃって・・・」というストレスにも悩まされずに済みます。推奨のローインピーダンス設定(左に回し切った位置)から、こんなにハイ・インピーダンスじゃバッファーの意味が無いじゃない?と言われる設定(右に回し切った位置)まで可変可能。バッファーのサウンドがどういう風に音に影響を及ぼすのか?と言う事も実際に体験できると思います。
また、±12V駆動にした事で、EQをブーストした際に発生する不用な歪みも抑えられています。

エフェクトON時だけで無くOFF時の音にもこだわった新作オーバードライブAddictOD。
オーヴァードライブともディストーションとも言えない存在感のある歪みと、良質なバッファーアンプが1台で手に入ります。全国取扱店様の店頭でお試し下さい。