11/16/2013

Addict OD & buffout


新製品Addict OD、皆様より好評を頂いております。



発売してすぐに手に入れて早速ご愛用頂いているギタリストのいまみちさんよりコメントを頂きました。というか、使用してみた感想を「是非お聞かせ下さい!」とお願いしたところ、非常に丁寧にご回答頂きました。
せっかくなので、皆様にもご紹介させていただきたい旨をお伝えしたところ「良いよ」との事でしたので以下に記載させていただきます。

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AddictOD各ツマミの効き具合や可変幅のチューニングが絶妙なので
自分のような極端なセッティング方法にも、
ちゃんと 音楽的に反応してくれる面倒見の良いオーヴァードライブ。 クセになりそう。

1OUT
右に回しきったマックス状態で使い、最終音量調整はアンプ側で。

2GAIN
左に振りきり最小の歪みにしておく。
3 4が決まったら あとはどれだけ右に回しても、
芯がボヤけぬ表現力ある歪みが得られ素敵。 
3TREBLE
12 時くらいにしておく、
そこらがたぶんキラキラ具合を フラットに出す位置のようなので、
あとは好みで増減。

4BASS
左に絞りきっておいて、厚みや重さを加えたいと思ったら足していく。 

5☆インピーダンスアジャスタ
エフェクト OFF 時にだけ効くというこのツマミは バイパス時の音色の切れ味調整ツマミと解釈。 
左に回しきったデフォルト状態の「ジャキーン」が、
右に回していくことで「ショリーン」に近づく。

この AddictOD が、もし電池駆動可能なブツだったなら
どこにでも持って行けて使える小さなプリアンプ気分の 素晴らしい秘密兵器になるので、
ヒトに教えずコッソリ使っていたはずなんだが、
コイツはどうやら ボードに組み込んで使うのを前提に開発されているのか わざわざ電池駆動不可と謳っているので、
しかたない、 ボードの目立つとこに置いて、既にすっかり依存して 使用中と白状します。 
ちゃんとアダプター付属してくるところも面倒見がいい。

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以上です。


いまみちさん・・・ありがとうございます!恐縮です。

いまみちさんのように、ピッキングで音を作るギタリストであれば、尚の事ヘッドルームに余裕のあるペダルの有効性が活きてきます。ハードなピッキング時は倍音も多くなり、ピックの当て方でもトーンを大きく変化させる事ができます。最弱から最強までのピッキングレンジを大事にするギタリストの皆さんに是非試していただきたいと思います。

これはもう、使い方のツボですね。
是非参考にしていただきたいと思います。





そして、先日発売となったバッファーアンプ、buffoutも早速多くの皆様にご愛用頂いております。
先日の動画に続いて、今回はギターとアンプ、その間に配置したシンプルな動画でインピーダンス/レベルブーストの効果を撮影してみました。

今回、アンプはVOX/AC-15を使用しています。
TOP BOOSTチャンネルに接続しました。

ギターはOSA-60セミアコースティックを使用しています。
OSA-60

ローインピーダンスセッティングではヌケ感とセンシヴィティー。
ハイインピーダンスセッティングではカールコード的なミッドレンジとトーンの甘さが確認できます。
ブースターも非常に有効だともおもいます。一度接続すると、外した時に「寂しい」気分になってしまう事でしょう。
是非チェックしてみて下さい。


今度はディレイ等と組み合わせてみましょう。


Addict OD/buffoutは全国の取扱店様で発売中です。

11/14/2013

buffer amp #2


今回のバッファーを何故小さくしたかったのか?
「小さい事は良いことだ」なのですが、もう一つ理由があります。

いままでのバッファーアンプはギター/ベースからの信号になるべく近い位置(イン)に配置するか、もしくはアンプに一番近いところに(アウト)配置されるのがルールでした。

ところがバッファーアンプは、他の場所にも接続して使用して欲しい。もっとバッファーアンプを必要としている場面は多いはず。

例えばファズ。
ファズは単体で使用すると最高のサウンドだったとしても、例えば他の機器と共に接続したり、ペダルボードに組込むと急に音が変わってしまう。歪み方も何だかダーティーになってしまう事があります。

チェック1ではguitar-fuzz-ampの通常の接続に加えて、buffoutを加えてguitar-buffout-fuzz-ampという接続でbuffoutのインピーダンスをアジャストしてみました。

動画でチェックして下さい。


 


続いて、これもかなり頭を悩ます問題の一つ。ワウとファズの関係。
皆さんはヴィンテージファズをワウと一緒に使ったりしませんか?「使わない」という皆さんも、まぁ聞いて下さい。

動画では、guitar-wah-fuzz-ampと接続しています。
この状態でwahとfuzzはそれぞれ機能していますが、同時に使用するとすると何故だかwahがかからない。いや、かかっているんだけど効果が出ていない。


ではwahとfuzzの間にbufferampを置いてみましょう。
同時に使用してみます。どうでしょうか?wahは見事にかかります。



この2つの事例。

この音の変化は何故起こる?原因はなんでしょう?
そう、インピーダンスのイタズラです。

これがインピーダンスがおこす問題のその1です。今回はfuzzとwahでしたが、他のペダルでもこういった効果は起こる場合があります。

そういった時にボードに直ぐ配置できて、電源の心配もしなくて良い小型バッファーが無いものか?店舗販売でお客様のペダルボードを組上げている時にあった経験が、今回のバッファーアンプにフィードバックしています。


よく聞いていただくと、buffoutを接続した際のバイパス音が、繋ぐ前と全く違う音に聴こえるという事に気づかれるかも知れません。
ピックアップ・セレクターは全てリアポジション。buffoutを接続すると、音のクモリが取れた様なクリアな音色になっています。これは録音して聞いてみると、更にハッキリと理解できます。

本日より発売となったbuffout.
全てのミュージシャンにおすすめしたい新製品です。

~レベルブーストのお話に続く

11/13/2013

buffer-amp #1


今回は新製品のbuffoutについてご紹介します。

クルーズといえばお馴染みのバッファーアンプ。

今までにPMGのBUF/e-945


そのBUFを受け継いだCrews BUF-211はバッファーアンプのベストセラーとして現在も発売中。


そして、2013年に新しいバッファーアンプのコンセプトが生まれました。
そのコンセプトとは、コンパクト化である事。あわせてトーンのクリエイトが行なえるバッファーであると言う事でした。BUF-211も引き続き生産されますが、新作は少し狙いが異なるバッファーとなります。

そもそもバッファーと言うのは、何となく皆さん「あった方が良い物」としてとらえていらっしゃると思います。

・でも実際の効果はどうなんだろう?
・そもそもインピーダンスと言うのは何なのだろう?

そういった疑問も少なからず持っていらっしゃる皆さんも多いと思います。
buffoutはそういった疑問に対して「具体的に生じるインピーダンス変化がもたらす音への影響」というのを実感しながらバッファーの有効性とその使い道を考えられる様なモデルになっています。

まず、バッファーと言うものは繋いだら少なからず「音の変化」を感じられると思います。でも、バッファーは元々「音を変える目的」のエフェクターではありません。
昨今は様々なエフェクターブランドからバッファー効果に加えて「音を変える」積極的なトーンメイクを目的としたペダル等も発表されていますが、今回のbuffoutのコンセプトとは少し違います。

また、コンパクトという事ではもっと小型のバッファーも製作可能でした。
しかしながら、BUF-211のバッファーを基準に考えると、やはりサイズだけでなく、その音質の良さを追求しなくては意味がないと思いました。そこで、buffoutにも±12Vの昇降圧電源を採用し、小型サイズにまとめながらもBUF/BUFF-211からの音質はキープしました。


その辺りを動画での説明を交えてご説明していこうとおもいます。

〜続く