1/26/2011

2011/01/25/FACTORY

昨日は今年最初の打ち合わせに松本へ。
良い天気!ですがやっぱり・・・寒いですね。


現在進行中のプロダクトの打ち合わせを飛鳥工場の八塚社長と打ち合わせ。
行程も順調。ハンドワインディングピックアップや
一部パーツ納期が少しだけ遅れておりますが、全ては順調。

で、久しぶりに来たので、プチ・ファクトリーツアーを敢行。

Uncle SPとJB-SPALTED
現在製作中です。

トップ材も良いですね。

その全貌はこちら。

ちなみに下がフーチーズ・オーダーのJB-SPALTED(仮名)
なかなか・・・派手ですね。

ところでこの2枚を見比べてUncleとJB-Modernの違い、お解りになりますか?


実は・・・

アンクルってボディーが一回り小さいのです。

以下証拠画像
上がUncle

ボディーRがついて成形されると気づきにくいのですが、結構サイズは違います。
勿論、サウンドも異なります。
気になる皆さんは是非完成品を弾き比べてみて下さい。
3月中旬には完成?

こちらは鉄芯埋め。
トラスロッドの仕込です。

クルーズのトラスロッド調整は本当に楽。
効いて欲しい所にバシっと効いてくれる、とテックの皆さんにコメントを頂きます。リペアマンの皆さんにも。
よく効く秘密は・・・

ちゃんと製作する、と言う事らしいです。
ちなみにクルーズのロッドはヴィンテージをコピーするのでは無く、アレンジを加えた仕様になっています。特にベースのロッドは気持ちよい位に効きます。四季のある日本、ツアーミュージシャンには必須では?

こちらは1PのPBネック。こんなに分厚い状態から削りだしていきます。

ラフ加工終了。
この後、しばらく寝かせて狂いを出します。
そしてまた、加工。 
もうちょっとで仕上げ、の段階。
非常に手間をかけています。ありがたや。

ちなみにこちらが飛鳥の乾燥ルーム。
今まで自然乾燥で行っていた行程を、かなり短縮できます。

とは言っても、自然乾燥の時間が全く無くなる訳では無く・・・
ナチュラルシーズニングも勿論平行して行われています。
特にエボニーなどは今までですと2年程かかっていた時間が大分短縮できます。
やっぱり、というか結局、道具は使い様です。

・・・続く!

1/17/2011

スラップ or チョッパー?

田中ヒデキ氏が懐かしの映像をアップしてくれたのでリンクを



懐かしい。クアトロですね。

確か対バンはココバットとレンチ。
ココバット坂本氏とレンチ松田氏、そしてYKZ田中氏でベース対決!的なライブだった印象があります。
他にもYKZの動画が上がっているみたいなので是非チェックしてみて下さい。

しかし巧いな。
ライブで音源のまま演奏されると、ちょっと拍子抜け、というか面白みが足りない事がありますが、キメがしっかりしているライブはやっぱり気持ちよいですね。

そして田中氏の場合、「スラップ」というより「チョッパー」と言った方が良いですね。パーカッシブにビシバシ決めてくれますね。気持ちいい。

ちなみにこの黒いベースは現在殿堂入りしてクルーズの事務所に放置されています(笑)
いや、正確には鳴り過ぎてちょっと休ませています。急に使う事もあるでしょうから。


しかし、アンクルHBはやっぱりこのピックガードのルックスがしっくりくる?
次回はつや消しブラックで作ろうかしら。

このピックガードは田中さんオリジナルなので、作って良いかどうか聞いてみます。

村田

1/15/2011

2011年は

もう15日も経過してしまいました・・・
本年もよろしくお願いいたします!




さて、去年はK&Tさんとのコラボでヴィンテージラインが充実したり、久しぶりに新しいエフェクタのGODが発表できたり、MUSIC LAND KEYさんとのコラボモデルKTRが発表できたりと、振り返ってみても中々面白い年でした。


特に、今までクラシックでトラッドなモデルはあえて発表しなかったクルーズが、マテリアルと音括りでヴィンテージ系を発表した事は社員としても中々興味深いものでした。


基本的には社長のアレンジで仕様が決まり、K&T高野さんとの「暗黙の了解」にて仕様が決まって行ったのですが、ギミック無しで良い素材と良いマイク(ピックアップ)でまじめに作った楽器、と言う事で高い評価をいただきましたし、我々もびっくりする程、良い楽器が完成していきました(この音を確信していたのは社長と高野さんだけでした!)



さらにKTR Limitedは本数限定ではありますが、エアドライの乾ききった木の音、そしてDRYなピックアップのコンビネーションで今まで「ヴィンテージ」という言葉に興味が無かった、という皆さんや2本目、3本目に手に入れるワンランク上のギターをお探しの皆さんに多くご購入頂いております。


特に10代ー20代のライブでガンガンギターを弾く皆さん、そして海外ブランド製品をすでにお持ちの皆さまから「メイドインジャパンでこの音が出るとは驚いた!」とのコメントを多くいただいております。
嬉しい事に、女性ギタリストの皆様からも多くのフィードバックをいただいております。本当にありがとうございます。KTR Limitedの生産も残すところ僅かとなっております。是非店頭でお試し下さい。






そして2011年はヴィンテージラインは勿論、さらにコストパフォーマンスの高い、演奏性に優れた、良い音のするギターとベースのラインナップ強化を目指します。ベーシストの皆様に向けた商品も開発したいと考えています。


勿論、最強のK&Tピックアップとのコラボレーションは一切の手を抜かず、マテリアルと目指す音にこだわる「不動の音色」を突き詰めていきますし、ボトムズアップやJB-シリーズと言ったモダンラインはさらに改良を加えてレベルアップを目指します。


そして、ペダルエフェクタではGODに続く歪みペダルを試作中です!もうちょっとライトな歪みを、と言う声を多くいただきましたので、その方向で検討中(笑)こちらもお楽しみに。




今年も是非、クルーズ製品にご注目下さい。
よろしくお願いいたします。


村田