3/31/2010

DMA-3.2の使用法

先日、お客様より「オクターブ系のエフェクターのウェット(エフェクト音)とドライ音に別々のエフェクターをかけたいのだが」というご相談がありました。

本来であればアンプを2台使用すれば問題ないのですが、会場や機材の関係で難しいとの事。

それならば!とオススメしたのがCrewsのDMA-3.2です。

普通に使用すると3チャンネルのインプット切替

例えば
エレキベース2本とウッドベース、
またはアコースティックギターとガットギターとエレキギター、
またはアコースティックギターのピエゾとマグネット+エレキギター
etc...

なのですが、DMA-3.2には各チャンネル選択しての使用以外に、3チャンネル同時使用のミキサーモードが使用できます。

と言う事で、下記画像の様なご提案を。

こちら































こうする事で例えばワーミーを使用する場合でも、ドライ音をオフしてピッチシフトをより際立たせてみたり、ドライ音の信号にだけディレイやモジュレーションをかけたり・・・使い勝手が向上します。

さらに、モノラルのコーラス等でもドライとウェットが別々にアウトできる機種がありますが、上記のセッティングでDMA側でエフェクトの混ざり具合(エフェクターのパラメーターで言うMIX)を調整してあげると、コーラスON時に音量が下がってしまうと言う様な事もおきません。

マニアックな使い方で行くとコーラスを接続し、ドライアウトとDMA-3.2の間にディストーションを設置。
そうすることによってウェット音には歪みが掛からない為、歪んだ音と歪まないコーラスサウンドが得られると言う、非常に不思議な効果が得られたりします(得られなかったりもします!)


一見するとケーブルが沢山でマニアックにも見えますが、ごくごく普通の使用法です。
同じ様なサウンドを目指している皆さんは是非一度お試し下さい。

ムラタ