7/05/2010

京都〜大阪。そしてKTR Limited

先週末はMUSICLAND KEYさんの京都店、そして大阪心斎橋店さんにてKTRシリーズを中心としたクルーズ、そしてK&Tピックアップのセミナーにお邪魔してきました。

中々、不馴れな点も多く、お見苦しい場面もあったかと思います。
それでも普段は中々体験できない楽器での音の違い、少しでも楽しんでいただけたら幸いです。


セミナーでもお話ししましたが、エレキギター/ベースは基本的に木、そして鉄の音で成り立っています。
そこにテンションやバランスといった力学、物理学を組み合わせる事で「楽器」となるのですが、基本になるボディー、ネック、ハードウェア、そしてピックアップのチョイスがどれほど音や演奏に影響を与えるかという事がお解りいただけたかと思います。


弊社クルーズ代表の吉岡は「楽器の鳴り」にこだわって楽器を製作します。
「良い楽器は弾きやすく、良い音で、よく鳴る」というのが口癖です。

「それは具体的にどういう風に?」と聞かれても

「全体のバランスをみて楽器をつくる」
そして
「良い音が鳴る様に、つくる」
というある種、曖昧な説明になります。

しかし、クルーズの楽器はそれが全てだと思います。

VINTAGE LINEというシリーズは「ヴィンテージの完全コピー」ではありません。
「本物」をリメイクしていますが「本物そっくり」のギターやベースではありません。
我々がヴィンテージにもつ「不満」を消化したものがクルーズのヴィンテージラインです。

また、K&T高野氏の製作するピックアップはそれに対し「本物」の仕様と音を持っています。

基本的にボビンとマグネットとコイルがあれば、誰でも手巻きでピックアップを製作する事は可能です。
音は出るでしょう。

しかし、良い音、本物の音が出るか?
「ヴィンテージ」と呼ばれるピックアップと比較しても自信を持って勝負できるか?
同じ様に、明らかに音色の違うピックアップを複数個製作する事が可能か?
髪の毛の様に細いワイヤーへのテンション具合だけで倍音を調整できるか?

ポッティング・ワックスの配合、勿論ディッピングもラッカーに適当に浸しているだけではありません。
確信的なレシピによって製作される、誰がきいても「良い音」がするピックアップ。
それがK&Tなのです。

そんな相反するようなイメージを持つ2つのブランドが製作したのがKTRリミテッドです。

勿論、音に妥協はありません。良い音がする様に製作されています。
このギター専用のピックアップNFSと十分にエアドライさせた木材でつくられた、弾きやすく、良い音のするギター。

メロウで奥行のあるクリーンなフロントピックアップ。
そしてパワフルでセンシティブなリアピックアップは、小型アンプをフルアップにした様なドライブにも、ハイゲインアンプでの歪みの場合にも芯がある、抜ける、残るギターサウンドが得られるはずです。

勿論、ピッキングへの反応も最高レベル。

お好みのセッティングで15分程度、じっくり弾いていただければこのギターは鳴りだします。
是非、各店の店頭にてお試し下さい。

村田