11/02/2011
QUADRIVEサンプル#2
QUADRIVEサンプルその2です。
今回は「手前からのブーストに対してのドライブの変化」を見て頂けたらと思います。
ギターは来日公演も間近!という事でSEC-Tourを使用しました。
いや、手前ミソですが、本当に良いギターだと思います。勿論、ブースターも使用しています。
やはり、アンプライクであるからには、受けの余裕もなくては・・・という事で、入力に対してゲインがシビアに変化します。
勿論、小さな入力の時には歪みません。当然ギター側のヴォリュームを絞れば「そのままの音」で歪みが減衰します。
よく相談されますが、「ペダルで歪ませてギターのヴォリュームを絞ると、スッカスカの音になっちゃうんだけど・・・」という問題への解答にもなるかと思います。
ペダルとアンプは異なるもの?
では「プリアンプ」と「エフェクター」の違いとは?
歪みを作る「プリアンプ」というものもあります。
「プリアンプ」と言う名のペダルもあります。
何が違うのか?
プリアンプ=音を作る?
歪みペダル=歪ませる?
では2チャンネルあるアンプのプリアンプを再現するには、歪まないペダル=EQの様なものと、歪みペダルを組み合わせれば良いのでしょうか?違いますよね。
つまり、全てが連動してアンプとして機能している訳です。
アンプの中にもセクションがあり、簡単に言うと「入力」「増幅」「EQ」「リヴァーヴ」「出力」「パワーアンプ」というように区分けされるのですが、これらの項目は、全て何かしらお互いに共有しています。
ですから、アンプライクなペダルの場合は、基本的にはプリアンプと同じように使えないと意味がない訳です。
歪みを作るのは簡単、
というか歪みの基本フォーマットは何十年も前から殆ど変わりません。パーツ等の乗数がそれぞれ異なってきているだけです。
そして、今回のQUADRIVEやGENIUS OVERDRIVEは回路的に音色を作っていません。何かのコピーやリメイクではないからです。どちらかと言うと「アンプっぽく音作りができるペダル」を目指しています。そういう目的で作りました。
この動画で確認して頂けるのは「ペダルっぽくない歪み」だと思います。
一見するとキャラクターが薄く感じられるかも知れません。しかし、よく見て頂ければキャラクターに応じてサウンドが素直に変化するという事がご確認いただけるかと思います。
さて、発売まであと僅かとなりました。
次回は説明を交えた動画を撮ってみます。
村田