2/09/2011

OSシリーズ 登場

前回のエントリでお話しした、2011年のニューラインをご紹介します。
その名をOSシリーズと言います。

OSとはこちらも前回のエントリで記載した「こちら側に来ていただきたい」の意味を込めてOur Sideという言葉のイニシャルを略したものです。

楽器の善し悪しとは一体どこで決まるのか?
材でしょうか?ハードウエアパーツでしょうか?ピックアップでしょうか?コンデンサーでしょうか?ジャックでしょうか?組込みでしょうか?

この様なディスカッションは日々、世界中で行われています。
ではヴィンテージスタイルとモダンスタイルで何が違うのか?
ネックのグリップで何が変わるのか?ボディーのサイズとマテリアルで何が変わるのか?

100の言葉より、一つの楽器でそれを提示してみましょう、と言うプロジェクトがこのOSシリーズです。
こちら側(Our Side)に来てもらい、それを体験していただいた方が何倍も解りやすいと思うからです。


以下がファーストモデル、OST-60の詳細です。

指板:マダガスカルローズウッド(スラブ張り)
ネック:メイプル
ボディー:2ピースアルダー
フィニッシュ:クラウディーラッカーフィニッシュ
ピックアップ:SAYTONE ハンドワインディング モデル
ハードウェアー:ゴトー製
アッセンブリー:国産ポット他
ハードケース附属

この様な仕様は、様々なブランドからも発売されている最もポピュラーな仕様です。
勿論、こだわりのポイントは外せません。マダガスカルローズウッド指板はこのクラスでは殆ど採用されていません。
そして心臓部のピックアップにはハンドワインディング/サイトーンのピックアップを搭載しています。

皆さんのスタートに相応しいモデルになる様に、一切の手抜きはありません。1本あたりの利益は通常モデルに比べて大きく減ります。
しかしこのギター、このシリーズを手にした皆さんが「トーン」に関してもっと興味と可能性を見言い出していただければ、このプロジェクトは意味があるものになります。弾いた瞬間に解る、同価格帯の楽器とは明らかに異なる音色と弾き心地を持っているはずです。そして、次に手にするギターを選ぶとき、皆さんは決定的な「楽器を見る目」を持っているはずです。

続く