10/30/2009

麗らかな午後にトラディショナル'sが集結の巻


あ、麗らかは春の季語でしたか?
秋麗ら、でしたね(両方違う?)

さた、本日も入荷ラッシュ!
強力です:)


JB-TRADITIONAL SERIES "PUNK"
with K&T THE 60's or '64
今回のショウモデルです。
勿論プレミアムハカランダです。真っ黒。
JACKSON 5と並ぶ最重要フレットレスモデルです
今回はジャコ・トリビュートと言う事で、トラディショナル・ヘッドストックです。限定6本。
K&Tのピックアップとの相性も抜群。お見逃し無く。


そして同じくトラディショナル・シリーズ
JB-TRAD. こちらもワンピースアルダーにヴィンテージライクなクラウディーラッカーフィニッシュ採用。
塗装担当に拍手。メチャメチャ素敵な仕上りです。


しかも今回はJB及びPBモデルのブリッジにクライオ処理を行いました。
非常に良く合っていると思います。




そして・・・

おお

おおお

おおおおおお
じゃん!(最後ピンぼけ!)

オリジナルPBスタイル。
こちらはアッシュ1P仕様にBUTTER SCUTCH or 2TSBのクラウディーフィニッシュ。
これからフラットワウンドに張り替えてコンデンサーも交換して再調整。とにかくいい雰囲気。いや、音もとんでもないですが。この融通の利かない感じがたまりません。モータウンからロックまで、良いですよー。こちらはK&TのP-52ピックアップを搭載しました。こちらも合計6本製作予定です。



最後は!

これぞJACARANDA(・J・)


これがK&T POWER BOMBピックアップ。
名前はストレートですが、その音もストレート。凄い低音。
歪ませても格好良い。
うーん「B-15のコンボ持ってきて!」って感じですね。
PBのトラディショナルも限定6本のみ。


JACARANDA(・J・)
クライオ済み。ナイス相性。
JACARANDA(・J・)しかし、今回はハカランダ大奮発です。
ここまでの上質な物は、昨今中々手に入りません。しかもベース用となると大変。ファクトリーとスタッフの皆さんにも感謝ですね。

ショウモデルとはいえ価格はなるべく抑えましたが、使用するパーツやピックアップによって前後します。
今回ご紹介した何本かもショウに展示する予定です。ショウモデルですからね



ふーっ。本日は以上です。

さぁ、残すはLED CUSTOMのみ。今回は何とソープバーモデルが数本生産されるとか・・・
うー、楽しみです。

10/28/2009

"T" is COME

本日は"T"軍団が出陣。
楽器フェアーに間にあいました。待ってたよ!

ブロンドさん

こちらはナチュラル。
今回からエッジRを変更。ベークライトのPGがシヴいです

そして、今回はカスタムも製作(あ、ボケちゃった)

レトロフューチャーなフェスタ
ちょっとサーモンっぽいですが、良いカラーです
しかしこの色を写真におさめるのはムズカシイ。

カスタムの指板は勿論Premium jacaranda(・J・)
いよいよ弊社ストックのプレミアムハカランダの在庫も少なくなってきました。
トーンウッドは本当に貴重です。ストックのハカランダをコツんと叩けば、木琴の様な音色がします。
その音は楽器にもフィードバックされています。

今回は楽器フェアのブースにハカランダ材を持って行こうと思っています。
皆さんもブースでコンコンと叩いてみて下さい。

ピックアップも何種類かのモデルを搭載していますので、是非その違いもお試し下さい。

10/27/2009

JACKSON 5 "JACARANDA"





楽器フェア出展予定のJACKSION5/ハカランダ仕様の第一弾があがってまいりました。

中々ベースの指板に使用できるハカランダ材の入手が難しくなってまいりました(今に始まった訳ではないのですが)


今回製作できたのは全部で6本。全て3TSBフィニッシュとなっております。
早速、お問い合わせも頂いております。ありがとうございます

当日ご来場予定の皆様は会場でチェックしてみて下さい。

いよいよ楽器フェア。開催まで10日を切りました。
展示やら何やら・・・考えないと。


むーん。

あ、EMGのロゴが変わってる!知ってました?

10/22/2009

"LED" その2




"LED" 準備完了

本日はLEDシリーズの出荷準備。
手前味噌ではありますが、非常に良い出来。
BIG UP FACTORY STUFF! カラーもいい感じです。楽器フェアーに出展できる事がうれしいですね。

ファクトリーのレベルが確実に上がっていますね。本当に素晴らしい事です。
社長&工場長とスタッフの皆さん、引き続きよろしくお願いします!
皆さんも是非会場で国産品の良さに触れてみて下さい。


今日は日光の下でも一枚スナップしてみました。写真って難しいですね・・・


しかし、日が照ると暑いし、陰ると途端に肌寒くなります。
乾燥してきましたし、皆さんも風邪などひかぬ様ご注意を。うがい、手洗い、基本です!


10/21/2009

1969 RESPECT!!











VINTAGE LINEのラージヘッドモデル
9:00 am Aug.18/1969
出荷準備完了です。

"CLOUDY FINISH"の具合も良いです。特に今回新色のVINTAGE LPBが凄くいい感じ。
人気のホワイトにはKINMAN AVn 1969をマウントしてみました。
勿論K&T PICK UP/WATCH TOWERやFENDER/CUSTOM SHOP 69搭載モデルも製作。

楽器フェアーに向けて色々なアイテムがあがってきております。

こちらも負けずにアガっていきたいと思います。


が、

その前にカタログ製作を仕上げろ、との指令が飛びこむ只今の時刻はPM 1:30
急ぎます。

10/17/2009

PGSに向けて





色々と準備中

本日はファクトリーから送られて来た画像を公開

今回のショウは限定モデルとしてジャクソン5のPREMIUM JACARANDAモデルを出展します。
指板はコーティングされているのに材の違いが音に表れるのか・・・実際にお試し下さい。
そしてヴィンテージラインにも気になるアイテムがいくつか・・・こんなの聞いてません、という物もある感じ(この画像で初めて見ました)
さてさてどうなる事やら。
このボディーが出来たという事はピックアップも・・・出来たようですね!
楽しみです。

詳細はまた後日!

10/11/2009

またしてもOD

新しいBLOGネタもなくオーヴァードライブをそろそろ仕上げないと楽器フェアーに間に合わない。
と言う事で、今回はハムバッカーで調整中の模様をアップしてみます。



最初は6弦のみD-チューニングで後はレギュラーチューニング。
以外にセミアコモデルでハイゲインのセッティング(少しゲインが高すぎるか?これで時計10時の方向)
そしてこのREUNIONのピックアップはJASON LOLLAR氏のIMPERIAL PAF/LOW-WINDです。ピックアップの横のマスキングテープに音的な意味はありません(ピックアップ表面のクリアーテープが剥がれそうだったので張ってあります)


チューニングを戻してからはエフェクタ側のゲインは0/ゼロ。EQはいじっています。
なかなか渋い音も出てると思いますが、どうでしょうか?「ギター側のヴォリュームへの追従」が今回の新作ODのテーマでもあるので、盛んにいじっています。



そもそも、ギターアンプに直接ギターをプラグインしている時とエフェクターをかました時のギター側のヴォリュームの反応の鈍さや音色の変化を何とかしたく、今回はヴォリュームにきちんと反応出来る様にしています。
結果的に、右手のタッチやピックアップ、もっと言ってしまえば接続する楽器の個性がきちんと出る様になりました(当たり前ですが)

元々、ディストーション(以下DIST)ではなくオーヴァードライブ(以下OD)の製作が目的でしたが、所謂ハイゲイン・アンプもディストーションでは無くオーヴァードライブ(オーヴァーロード)して歪んでいる様な音。しかし、一般的にはODはゲインが低い。DISTは良く歪む、と言う様なカテゴライズになっている気がします。


しかし、例えば80'sにギタリストを魅了した「改造ハイゲインアンプ」も、DISTと言うよりはOD的な歪み。でもハイゲイン。
なので、アンプのように歪んで、そこそこにゲインの幅を持ったオーヴァードライブがあれば、誰にでも使いやすくて良いのでは?と考えた訳です。原点に帰ってみる、と言う意味も含め(少々、大袈裟ですが)

今の所は順調ですが高域のEQ位置が悩みどころ。今度はトランジスタのアンプでも試してみます。

それではまた次回

10/09/2009

動画が・・・

先日投稿した動画ですが、何故かプライヴェート設定になっておりました。大変失礼いたしました!こっそり楽しむ動画ではないので、お時間がある時にでも是非チェックして下さい。

もう一回張っておきます。



プレミアムギターショウも近づいてまいりました。
今回のショウはヴィンテージラインがさらに充実。TLスタイルだけで4種!を展示できると思います。更にベースも追加?LEDシリーズも?
詳しくは社長の投稿に記される事でしょう。

この新作オーヴァードライブもサンプルを間に合わせなくては!
慌ただしく動くこの頃、午後の睡魔と戦っております。

ではコーヒーでもいただきます。

10/07/2009

SOUND SAMPLE


寒い、ですね。

本日は何だかデスクに張り付きっぱなし。たいしたトピックもなく、「さて、ブログネタは・・・」と探しましたら、新作のOverdriveのサンプルが(画像の色々なモノが飛び出ているモノです)

未だ少し調整中なのですが音が出た方がおもしろそうなので、デジカメの動画で無理矢理アップしてみます!





ギターはCrews/Texas Floodのレギュラーモデル。私物です(検品してたら欲しくなってしまい、気がついたら右手がクレジット用紙をフューチャリングしてました)ピックアップはK&TのTHE 60'sに交換しました。スバラシイ「テキサス感」です。そういうフレーズばかり弾いてしまいます。

アンプはVHTのPITBULLコンボ(EL84 x 4)音量は小さくてクリーンチャンネルです。途中スイッチを切り替えた時にクリーンの音が確認できると思います。勿論ギターとケーブルとエフェクタとアンプだけです。もの凄いコンプ感はカメラの小さなマイクのせいです!


さすがにデジカメのカメラをゴミ箱の上に置いた録音はキツいので今度は別の方法で録ってみます。スタジオのアンプの方が、より解りやすいかもしれませんね。

しかし、楽器メーカーにあるまじきチューニングの悪さで・・・お見逃し下さい。
しかし、エフェクターはいい感じです。もう少し詰めます!



今度は是非、エフェクタ以外のお話でも。

さぁ、台風が接するまでに帰らねば。

10/06/2009

SVD-001 その3

・・・続きです。

ところで、インピーダンスとは何なのでしょう?
恐らく皆さんも聞いた事がある「ハイ・インピー」「ロー・インピー」というアレです。

パッシブギター/ベースはハイ・インピー。
アクティヴギター/ベースはローインピー。
キーボード等はローインピー。
マイクはハイインピー。

等々。

さらに、アンプヘッドからの出力やスピーカーボックス(キャビ)の入力もインピーダンス(オーム/Ω)という表記ですよね。4Ωとか16Ωとか。別にローインピーともハイインピーとも書いてありません。この場合は数字を合わせればOKという事ですね。

さらに!一部ヴォリュームペダルにもハイ・インピー用とローインピー用が存在します。

これほどまでに楽器(特にエレキギター/ベース)使用者(すなわちミュージシャン)にとって身近な存在であるインピーダンスですが、いざ「インピーダンスの説明をして下さい」と言われると、何とも説明しにくいものであります。

とは言っても「ジャーン」と鳴った音を聞いて「はい、今のは何ワットの出力でしょうか?」といわれても解らないのと同じで、別にプレイヤーがそれほど理解する必要は無いのです。
耳で聞いていい音、またはその時に必要なバランスの良い音量/出力かどうか、と言う事が問題であって、何ワットの出力かなどと言う事は気にする事はありません。
ライブハウスでPAさんから「すみませんが3ワット出力を下げて下さい」とも言われませんし「20デシベルあげて下さい」と演奏者が言われる事はないでしょう。


しかし、楽器の音決めをする時、インピーダンス問題は結構厄介です。
入力インピーダンスや出力インピーダンスは結構そのエフェクタ前後の音質に関係するモノです。

例えば入力側を「ローインピー受け」にしてパッシブの楽器を入力すると「ハイ落ち」した音になります。これはそれぞれの数値にもよりますが、一般的にそういう結果になると思います。
逆にハイ・インピーダンスすぎると高域が気になったりもします。勿論、ハムバッカーとシングルコイルのピックアップによって楽器の出力インピーダンスも変わってきますし、プリアンプを搭載したベース等では出力はローインピーダンスになります。

さて、ではそのインピーダンスを今回のSVD-001の場合、どの数値にFIXするか?

これはもう、勘です。

いやいや、このエフェクターはアクティヴ・ベーシスト向けか?あるいはパッシヴベーシスト向けか?と考えて作るのであればともかく、一般的なベースで太く、幅広い音がつくれるオーヴァードライブを製作したいので、あまりベーシストのレンジ(ミュージシャンの幅)を狭くしたくはなかったんですね。かといって、どんなベースをプラグインしても、同じ音が出るエフェクタ、というのも今回の企画内容とは異なります。
勿論弊社のDPA-シリーズのプリアンプとも違うインピーダンスに設定する必要があります(DPAは常にONになっている状態なので)

結局、すこーしだけ偏った設定にまとまりました。他と同じ物を作っても仕方がありませんし、そもそも今回のスタートは「他とは違うベース用の歪み」でしたから。これでOK!



そうしてインピーダンスを決定して、更に試行錯誤の末にEQも納得できる位置に設定し、あらゆるベースとアンプでチェックを行って完成したのが「SVD-001」です。



多くのベーシストの方からご意見をいただきました。
もちろん賛否両論ありましたが、多くの方から「他にはない歪みだね」と言っていただいております。


独特な歪み。


多くのミュージシャンが好む物ではないかもしれませんが、この歪みが必要な方の手に渡ってくれていたら幸いです。




そして今年、クルーズエフェクタ部門では、また新しい企画がスタートしました。

今度のお題は
「どんなミュージシャンにも好まれるオーヴァードライブって出来ないのか?」です。



・・・果たしてどうなる事やら。



新しいオーヴァードライブについてはまたの機会に。

10/05/2009

SVD-001 その2

・・・・先週からの続きです。

と、いう事で製作に取りかかったのですが、中々思う様に進まず。
原因は色々あるのですが、プロデュース(偉そうですが)する人間とサーキット・デザイン/製作を行う人間の言語の違いと言うのが存在します。

例えばプロデュース側(以下P)が
「ハイをもっと出したい」というと、デザイナー側(以下D)は
「これ以上ハイを出すの?」といって、もの凄いハイ(トレブル)をブーストします。
するとPは「そういう事ではなくて、もっと(シャー)って言う所が欲しいのだ」するとDは「それは何kHzの事なのだ?」Pは周波数でEQを決めた事がないので「むむむ・・・」となります。

と、非常に幼稚なやり取り(主に私のせいなのですが)からスタートし、
P「もっと歪ませるのだ」
D「これ以上歪ませたらノイズが気になるぞ」
という、さらに幼稚な(殆が私のせいですが)やり取りがその後も続き、何回も意思の疎通(というか私の勉強不足)の為にプロジェクトは頓挫しかけたりもしました。

そんな中、随所で弊社代表が "凄みのある" 突っ込みをくり出します。
「高域を出したいのならOOHzの低域をカットしてみれ」
「Bass EQがその位置(Hz)だとベースが弾きづらいから位置を変えなさい」
「歪んでいる感覚が欲しいのであれば、歪みの量を上げるのではなく、中域か高域のEQの位置をOOKhzにずらしてみれ」
等、なんとも的確なアドバイスが。

そうなんです。グラフィックEQでブーストしたりカットしたりしてるのとはワケが違うのです。そして音と言うのは色々と干渉しあうモノなのですね。

しかし、ちょっと音を聴いて「00Khzが少しうるさいね」etcと言うのは以前からミュージシャンの皆さんにも言われた事があったんですが「流石だなぁ」と思いました。悔しいからEQに関してその後かなり勉強しました(今も勉強中ですが)
結局その時に、「弦をヒットした時に、その弦の音にきちんと引っ掛かるEQ」じゃないとダメなんだな、と言う事を理解しました。楽器(例えばベース本体)から出ていない音域をブーストしても、極端に言うと意味がないという事ですね。非常に無駄に出力だけが上がってしまったりします。効果的にそういう音を狙う事はあっても、常にそういうEQを持つ楽器は使いにくいと思います。勿論ギター、ベースに限らずにです。



その後もやり取りを進めてそして、ようやく少しEQを掴みかけてきたその頃、さらに厄介な問題が登場します。そう、それがインピーダンスの問題です・・・


・・・つづく

10/03/2009

SVD-001



本日はエフェクタ製作時のお話でも。


クルーズ/SVD-001は前回の楽器フェアー(2007年)の時に発表となりました。
おかげさまで順調に販売台数を増やしております。ありがとうございます。

そもそも、何故ベース用のオーヴァードライブを製作したのか?というと、非常に単純な話で、当時周りのミュージシャンの皆さんに一番言われていた事が「ベース用の歪みを作ってよ」という事だったからです。

「ベースで歪ませる人ってそんなにいるのか?」と言う意見もありましたが、特に私の周りのベーシストは、よく歪んでいました。勿論、一部のバースでちょこっと歪ませる方もいれば、全般に歪ませる方もいて、その使用方法も様々。アンプも様々。ベースも様々・・・なのですが、言っている事は皆同じです。

「派手に歪ませてもなにを演奏しているか解る様に」
「アンプっぽく」
「太い音/ショボく無い音」
「格好いい音」
「ファズ以外」と、言ったところでしょうか。

その頃、「こういう音格好いいよね」という話で出てきたミュージシャンのイメージは

/70年代の「歪んでしまっている」ベース
/Discharge
/Sonic youth
/JUSTICEのべースの音
/初期PINK FLOYD/YES/KING CRIMSON
/80's SKATE ROCK & THRASH
/その頃出たBAD BRAINSの新作(Build a nation、というかBeastie boysのベースの音?)
/日本の80's HARD CORE
/HOUSE/TECHNOアーティストが「ロックっぽいミックスをやった時」のベースの音

etc....でした


SONIC YOUTH "YOUTH AGAINST FASCISM"
どちらかと言うとディストーションですね。メインがベースって感じです。


Bloc party - Two more years (MSTRKRFT remix)
軽い音。だけどいい感じの雰囲気を持ったベースでは?
途中からクリーンベース&オクターブが同時に鳴ってるのが良いですね。


DISCHARGE "PROTEST AND SURVIVE"
全てのハードコアベースの基本?


THE DAMNED "LOVE SONG"
ナチュラルな歪み。そして口パクへの反抗。


BEASTIE BOYS "GRATITUDE"
バッドブレインズのBUILD A NATIONをプロデュースしたADAMのベースの音、いつも格好良いですね。
JAZZフレイバー中に突然オーヴァードライブしたベースがミックスされたり、他の曲も面白い。


PINK FLOYD "ECHOES" LIVE AT POMPEI
これもナチュラルに歪んでます。ちなみにこの上のビースティーのビデオは、このピンクフロイド/ライブアットポンペイの映像へのオマージュです。ちょっとチープな感じとか、いいセンスしてますね。




制作を始める時(今から3年前?)に丁度「エレクトロ」という言葉も広まってきて、ベースが歪んだ音源も良く耳にしました。当然テクノやハウスの場合のベースの音(そもそもエレキベースでは無い場合も多いですが)チューニングが下がっている上に、コンプ/リミッターでバキバキに潰す&波形カットされた音も多く、イメージでしかなかったのですが言ってる意味はよくわかりました。とにかくベースラインがメインで格好いい音なんですね。


60-70年代のベースは歪ませてる、と言うより「ちょっと歪んでしまってる」感じですし、そもそもギターアンプとベースアンプの区別も今程ハッキリとしていない時代。英国アンプも米国アンプもある程度の音量から歪みだしてきて、それが何とも言えず格好良い音。クリーム/ヤードバーズ/ツェッペリンといった元祖ロックバンドは勿論ですが、ビートルズも普通にベースが歪んでいましたよね?今の一般的なベースアンプの様なクリーントーンではなかったハズ。こんな感じで


いろんな所に影響を与えてますね。



パンクロックはその「自然な歪み」の流れをくんだ「歪み」でしたが、UK/US "HARD CORE"や"THRASH/SK8 ROCK" そして 勿論 "HEAVY METAL"そして"ALTANATIVE"と呼ばれた90年代からの所謂ユース・ミュージックではもっと積極的にベーシストも歪みを取り入れています。最近でもインストバンドや「ジャムバンド系」と呼ばれるトリオやバンドのベーシストの足下には必ず歪みのペダルが用意されています。勿論、往年のプログレッシヴ・ロックのベースもファズを使ったヴァイオリントーンを効果的に使用していますよね。






やっぱり格好いいですね。音の選び方も遊び方も今聴いても凄い。



こちらはかなりエグイですね。
でも、こういう音がすぐに出せないと、ライブのテンション的にはダメなんですよねきっと。


故クリフ先輩の映像。
ギターみたいなベースリフ(?)でファンも多い方。後半のフィンガーピッキング凄いです。
私もファンです。


この方はプレイも音も独特です。そして巧い。どこかオリエンタル。

そして

歪みベーシスト代表。何か怒られてる感じがするのは私だけでしょうか。
ギター、聴こえない・・・良いですね!


何か偏っちゃいましたね&大事な人を忘れてる気が・・・


とにかく歪んだベースは格好いいなと言う事を再確認。そして「歪んだベースの需要」はやっぱり多いのだろうと実感しました。

そんな訳で私自身も歪んだベースの音が大好きだったので、製造会議で企画をプレゼンしてSVD-001の制作に取りかかるのでした
(・・・ちょっと長くなりそうなので来週に続きます・・・)

10/02/2009

入荷=出荷




いよっと。













これが・・・・


















じゃん!



















と言う訳で 本日JB-Modern Limitedのアクティブとパッシヴが揃って出荷準備完了です。

今回のロットは上記の3TSBと













昨年から大人気のヴィンテージホワイト
そして・・・













夏になると登場するソニックブルーです(バリッと映り込みしてますが・・・)




あ、でも、もう、夏、終わりですかね。




まだ暑いから良しとして下さい。それにとても良い色なので!



天気も何だか



回復してきた?かな?






そんな環七脇の事務所でした。
では、検品を再開します。